2017-10-20

ニッケル水素電池の慣らしや運用方法などなど

以前にも書いた電池の管理・マッチドについて の補完記事的な
(かなり文字多め、画像はおいおい追加修正していきます)


以前書いたのが2014年とかなり古い記事であり
今現在ある程度のデータや、経験値も増えてきたので
 
ただし個人差もありますし、機材面でもどうしても投資がかかるので
試せる方はご参考までにっていう感じで。(無責任)
 
【電池について】
エネループが中国製になったお話 であれこれ書いてますが
エネループライトとそれに準ずるOEM品のお話として思っていただければ幸いです。
日本製のニッケル水素電池の話
 
【使用充電器】
ハイテック Universal Battery Charger X4 AdvancedPRO 44250

を使っています。
 
【電池の選び方】
6セット(12本)で入れ替えるようにしています。
フラットでの使用がメインですが、大体予選から決勝まで多くて6ヒートなので
タミヤの電池ボックス分ですね
 
またわかるかぎりで生産ロットをそろえるようにしています。
(ただなんとなく)
 
【電池の慣らし】
ペアリングするまでは、単セル(電池1本)で慣らしをします。
 
・初期慣らし
X4 AdvancedPRO を使ってブレークインモード、トリクル充電はOFF
 
②同機種を使い、サイクルモードでD→C→Dで20回サイクル
・充電0.75A、放電0.75A、放電終了電圧0.9V、トリクルOFF、デルタピーク5mv
※D=discharge、C=charge
 
③同機種を使い、サイクルモードでD→Cで20回サイクル
・充電1.0A、放電1.0A、放電終了電圧0.9V、トリクルOFF、デルタピーク5mv
 
大体これで単純に50回くらいはサイクルをかけたことになります。
 
・慣らし2段階目
Reaktorを使ってサイクルモードでD→Cで20回サイクル
 充電1.0A、放電5.0A、トリクルOFF、デルタピーク3mv
 絞り放電20%
 
これでようやくペアリングしていきます(吐血)
 
【ペアリング】
モーターの放電電流はパッケージに書いてありますが
あくまで書いてある電流は無負荷通電した時の数値です。
アトミックチューン基準で考えて
走行時にかかる負荷はだいたい2Aくらいと仮定しています。
(ちゃんとした計測してないし、できるわけがない)
加えてコースのセクションやタイヤグリップ、車重、とか不確定予想よりけりで
一概にこの数値!ていうのを探るのは五里霧中な話
 
なので2Aで一本ずつ放電をしてデータを取ります。
 
わたしの場合
Kエンジニアリングさんのフォートレスを使って放電データを取っています。
 
実は
 の2機種はUSBでPCにつなげて外部ソフトを使えば
放電データが取れたりするんです。
(ソフトウェアに関しては各自ググってください)
 
で、1本ずつ放電2Aで放電をかけていきます。
 
ただ放電する前にある程度電池の状態をそろえておく必要があります。
時間がたてば、電池は自然放電してしまうので
基礎充電完了後の電池と、一日たった電池でも電圧が違いますし。
 
本来ならすべて同時に、同温度帯で、同時間に計測するというのが
一番なのですが、物理的に無理げーです。
 
なので、私の場合
①前日に基礎充電して一日放置
②1Aで充電直後に放電1A
 
でデータを取るようにしています。
 
12本のデータがそろいました。
そこからペアリングを開始していきます。
この判別の仕方ですが
いろいろな要素を加味したうえで、私の場合ペアリングをしています。
 
①放電曲線で判断
・放電曲線が似ている≒放電特性が似ている
→似ているもの同士でペアリング
 
②放電した容量で判断
→充放電すると2セルのうち、容量が少ないものに引っ張られるため
  できるだけ容量が同じものでそろえたほうが今後の管理が楽
 
③定点での電圧をピックアップして電圧の高いところを順位づけ
→通常のレースで、大体30秒くらいの走行、2ラップにしても60秒の走行なので
   30秒、60秒の電圧の高いものから順位づけ=垂れにくい
 
④絶対的内部抵抗の低いもので順位づけ
→絶対的内部抵抗の低いもの≒電流を取り出しやすい=電流が流しやすい
 
以上①~④を総合的に考えつつ、絞り込みをしながらマッチングをしていきます
最終的には自分の勘で組み合わせます。
 
【ペアリング後の電池管理】
作ったペア(2セル)でひたすらサイクルをかけていきます。
・Reaktorを使ってサイクルモードでD→Cで10回サイクル
 充電1.0A、放電5.0A、終了電圧2.0V、トリクルOFF、デルタピーク3mv
 絞り放電20%
 
大電流での放電をするのは
ほんとにこれは眉唾な話で、ニカド電池時代の都市伝説だとおもっていますが
高い放電電流で癖をつけておくと、パンチが出るように育つっていう話がありまして
本当に癖なんてつくのかどうかっていう話ですが
溺れる者は藁をもつかむ、となんとなくやっております。
 
【走行後の管理】
①X4 AdvancedPRO を使って単セルで放電
 放電0.75A、放電終了電圧0.9V
②Reaktorを使ってペアリングした2セルをサイクルモードでD→Cで10回サイクル
 充電1.0A、放電5.0A、終了電圧2.0V、トリクルOFF、デルタピーク3mv
 絞り放電20%
 
以上が僕の水素電池の慣らし方と運用方法です。
正直自分でやってても思いますがくそめんどくさいです。
 
ていうか アホでしょ()
 
ただあくまでこれは数字上だったりでのデータですので
あとは実走させながらひたすら電池をいじめて
そのうえで放置せず、充放電を繰り返すようにしておくことが一番いいのかなと思います。
実走データに勝るものってやっぱりないですからね。
 
以上個人的な慣らし方、やり方でした。
 
 

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